もうすぐパン作り2年生
ホームベーカリー(HB)を卒業して、
ちょっとパン生地をいじり始めたのが、2006年1月。
ホシノ天然酵母、国産小麦に切り替えたのが、2006年4月。
自家製酵母を育て始めたのが、2006年6月。
ポストハーベスト(収穫後の農薬)はできるだけ避けたいので、
我が家は、粉に限らず、何でも国産かぶれ。
乳化剤の役割を果たす卵やバター、牛乳も、最小限に抑えたいし、
自分で作るものくらいは、添加物やトランスファットとは無縁でありたいわけで、
「ふっくら軽い」パンをめざすなら、かなり遠回り。
こんなパンを作るおばちゃんになりたいなぁ。 それも薪窯で。
水分計算メモ
仕込み水温度:「仕込み水温度=3(捏ね上げ温度−摩擦係数7)−(粉温度+室温)」
生地温度5℃高いと吸水3%の減少(夏場は冷水&捏ねケース保冷剤)
小麦粉の粗蛋白1%多いと吸水1〜2%増加。(灰分が同じ場合)
砂糖10%を増したら、吸水4%減
油脂10% 〃 5%減
全卵10% 〃 7%減
卵黄10% 〃 5%減
卵白10% 〃 9%減
脱脂粉乳10% 〃 10%増
生クリーム10% 〃 7%減
プレーンヨーグルト10%〃9%減
クルミ10% 〃 1%増
ゴマ10% 〃 2%増
(↑一部e-ぱん工房より引用)
雑穀ブレンド10%増やしたら、水9%増
ココア10%増やしたら、水10%増
牛乳・豆乳10% 〃 水8.5%減
低脂肪乳 〃 水9%減
はちみつの水分は17〜20%
水あめの水分は15%
メープルシロップの水分は33%
黒砂糖の水分は5%、糖分80%
味噌の水分は40%、塩分10%
練乳の水分は30%、糖分50%
クリームチーズの水分は55%、脂質33%
・・・
捏ね
HB(SANYOもちつきベーカリーSPM-MP3(W))
天然酵母コース:トータル12〜13分(低速3分+高速9分くらい)
自家製酵母(黒豆玄米) 干しあんずとかぼちゃの種のリュスティック
総粉量320g 総水分65% 50g生地12個分
黒豆玄米酵母元種 (50%)
はるゆたかブレンド(75%)
国産みかんはちみつ(2.5%)
伯方の塩 (1.9%)
いちじく戻し汁+水(41%)
ノヴァの干しあんず(10%)←15%でいいかも
オザムのかぼちゃ種(5%)
ノヴァのくるみ (5%)
捏ね:HB10分程度で切り上げ。
生地広げて、具を散らして、三つ折り2回で畳む。
一次発酵:スチ箱 8.5H やや過発酵?表面大きな気泡多数。
打ち粉たっぷりのマットにあけ、軽く畳んで、グラハム粉の上に移し、ベンチ15分。
12個に分割→グラハム面上で天板に6個ずつ並べ、ホイロ(オーブン)1H40分
焼成:240℃予熱→240℃下段14分(白っぽい)
250℃予熱→240分中段13分(こんがり)
焼き立ては、餅っぽい。塩味のきいた生地に、ときどきあんずの甘さがあって良い。
今回、通常の3%増しの水分計算。 次、70%まで増やしてみよう。
最近、パン作りのサイトやレシピ本を眺めても、
パンそのものよりも先に、余計なウンチクや、不慣れな行程に億劫さを感じ、
着飾った気負いだらけのパン写真には、ついつい引いてしまう。
たまたま、三宿の「ラ・テール」の商品ページを見かけて、触発された。
メジャーなパン屋のサイトから、結構ひらめきをもらってるかも。
やっぱプロのパンは違うなぁ。(実際食べたわけではないのに)
味も配合も想像。
でもたぶん、その想像の過程が、自分のものづくりの楽しみなんだと思う。
自家製酵母(黒豆玄米) はるゆたか100山食(バター4%)
総粉量400g 総水分64% 型比容積3.18
黒豆玄米酵母元種 (40%)
はるゆたか100 (60%)(←ラスト)
はるゆたかBL (20%)
洗双糖 (5%)
伯方の塩 (2%)
成分無調整豆乳 (14%)
大地バター (4%)
水 (30%)
一次発酵:スチ箱9H
2分割(一玉346g)ベンチ30分(オーブン内で)。
成型:三つ折りくるくる、キツめ。
ホイロ:スチ箱30℃ 2H50分 型上2cm強
焼成:240℃予熱→210℃13分→180℃25分 計38分(焼減率9.7%)
・酵母:思ったほど強くはない?一次は早いが、ホイロはいつもどおりゆっくり。(成型、キツめに巻いたからかも)
・ホイロ:もう少し待てたのかな。全体的に伸び足りない、詰まった感じ。
・焼成:15分ー24分に戻す。色がやや薄い。
・内相:久々のバターでふんわりしっとり。酵母の粒々は残らず、ベージュ色。
・味・香り:バターは思ったほどクドくない。皮が美味しい。過発酵の覚えはないのに、少し酸味。=元種に原因?
自家製酵母(黒豆玄米) 肉まんと中華饅頭
総粉量340g 総水分52% 50g生地11個分
黒豆玄米酵母元種 (26%)(←使いきり量)
はるゆたか100 (17%)
ドルチェ (70%)
喜界島きび糖 (6%)
伯方の塩 (1%)
B.P. (2%)
卵白 (10%)
胡麻油 (3%)
水 (30.5%)
一次発酵:スチ箱 7H(8割程度)
11分割(一玉50g)ベンチ20分→4個はマントウ用、7個は具35g包む。
ホイロ:オーブン内(35℃) 50分(→少々不足)
13分蒸す。
前回(11月2日)の学習をふまえて。
・元種は相変わらず足りない。30%〜40%は使いたい。もっと発酵時間早くなるはず。
・ホイロ、待ちきれず、ややふんわり感に欠ける。1.5倍くらいになるまで待つべき。
・饅頭(マントウ)のほうには、レタス、水菜、焼鳥、白髪葱をはさんで食べた。(塩よりタレが合う)
・蒸し時間、14〜15分でもいいかも。
プリップリで幸せ。BGMは「chai」。 かなり食が進む。
自家製酵母(黒豆玄米) 南部小麦ソフトカンパーニュ
総粉量290g 総水分60% 500g生地1個分
黒豆玄米酵母元種 (50%)
テリア特号 (75%)
洗双糖 (5%)
伯方の塩 (1.9%)
豆乳 (23%)
水 (55%)
捏ね:低速3分高速2分→15分放置(吸水)→塩・低速3分高速2分
一次発酵:スチ箱(?℃) 9.5H 過発酵しぼむ やや酸味
分割・ベンチなし 軽くガス抜いて丸め
ホイロ:自作バヌトン濡れ布巾、ビニールで包み スチ箱30℃ 2H15分
250℃天板も予熱→オーブンシート滑らせて窯入れ→霧吹いて放置1分→250℃9分→200℃27分 計37分(焼減率12.6%)
・酵母:やはり寒さに強い?いつもの調子でやると、一次完全に過発酵。誰か夜更かしして、夜間台所の室温が下がらなかった疑いもアリ。次、寒くても使用量40%にして、8時間くらいで様子見る。
・窯入れ:フィルター使うより、オーブンシート滑らせて直焼きがいいかも。底もしっかり焼けてた。
・焼成時間:焼きこみ過ぎて、さすがに皮硬い。次、250℃放置3分→210℃12分→190℃20分で。
・内相:思ったほどグレーではない。ベージュ色。玄米っぽさも残ってないので、食パンでもいけそう。
追記
過発酵の原因=塩を入れるタイミングが遅すぎて、内部に混ざってなかったため。
皮がやたらしょっぱい。
自家製酵母(ラ・フランス) パーカーハウスサンド
総粉量350g 総水分62% 50g生地12個分
ラ・フランス酵母元種(48%)
はるゆたか100 (36%)
テリア特号 (40%)
洗双糖 (8%)
伯方の塩 (1.6%)
大地バター(無塩) (4%)
一番絞り菜種油 (4%)
水 (34%)
一次発酵:スチ箱(湯たんぽ3回) 9.5H
分割(50g12個)ベンチ常温16℃35分(=冷やすつもりで)
成型:ガス抜きめん棒で薄くのばして、オリーブオイル刷毛塗り、二つ折り。
ホイロ:オーブン35℃ 1H45分
焼成:230℃予熱→210℃13分(6個ずつ2回に分けて)
配合のバランス、焼成は非常にうまくいった。美味。
ただ、南部小麦の厚紙っぽい食感がどうも。薄力粉にすればよかった。
自家製酵母(黒豆煮汁+玄米) 元種
1月9日完成した、黒豆煮汁+玄米酵母液種
(→仕込みはこちら)。
ご飯がふやけて、ドロリとしたおしるこ状。
漉せないので、ご飯入りを液種(エキス)と考えて培養。
Ⅰ.液種をそのまま使ってパンを作る「ストレート法」
Ⅱ.液種に、粉や水をかけ継ぎした元種を使う「中種法」
Ⅰは、生地の発酵に時間がかかるが、酵母臭は出にくいのかも。
Ⅱ-①:1回培養元種(強力粉:液種=1:1)
今回は、液種50g+はるゆたか50g+水少々+塩ひとつまみ
2倍になるまで発酵(スチ箱24〜30℃、5時間くらいで2.5倍)。混ぜて冷蔵庫へ。
②:翌日、2回培養元種(①:強力粉:水(or液種)=約2:1:1)
水でなく液種で継いでいくと香りがいいらしい。
今回は、①+液種50g+はるゆたか50g+水少々
2倍になるまで発酵(南窓辺30℃、3時間くらいで2倍)。完成!
まずは、対粉40%使って試してみる。
冷蔵庫で1日1回混ぜながら保存。
③:次回以降、水と粉でかけ継いでいく。
②を使って減った分を足す感じで。
①の段階では、豆っぽい素朴な香りが残っている。
ご飯入りのパンが出来るわけだ。楽しみ。
追記
出来上がったパンは、グレーでなくベージュ色。
玄米はとろけてなじんで、存在がない。