種子島産きび本搾り砂糖(丸徳製糖)のこと。

motoarai2006-05-17



業務スーパーで、700g 238円。
198円だったのが値上げされてて、
なんか悔しいから、
別のスーパーで、少し割安なきび糖を買ったんだけど、
やっぱもの足りなくて、これに戻ってしまった。


ラニュー糖のように、ザリザリキラキラ光っていて、
しっとり湿っている感じ。
パン生地の上に振りかけて、つややかに甘く焼き上げたいときは、
これでなくちゃダメなんだ。


味は、黒糖にも近いような、素朴な甘さといったところかなぁ。
残念ながら、研ぎ澄まされた味覚の持ち主ではないので、
正直、味の区別はなんともいえない。
袋の裏の表示を見比べて、
三温糖やてんさい糖よりもわずかにミネラル分が豊富だったので
きび糖を選んだのがきっかけだと思う。


料理も、お菓子作りも、全部これで美味しくできてる。
もちろん、パンに目覚める前からの長い付き合いだ。
結局値上げされても、他の粗糖より安いと思う。



精製された白砂糖の製パン性は良く、
甘みも強いので、いろんな意味で効率がいいはず。
では、なぜ粗糖なのか。



精製された砂糖の歴史は浅く、
本来人間の身体は、これを受け付けるようにはできていないため、
身体にストレスがかかって、いろんな症状を引き起こす。

白砂糖のほかにも、
肉、乳製品、食品添加物など、
ヒトの身体にとって、異物に近いもので溢れている…


だったかな、そんな内容の話。
5年前の額縁屋時代、マクロビ主婦のパートさんから学んだ。

たいそう納得したことだけは、
鮮明に記憶に残っている。


白砂糖の強い甘さは「常習性」がある、
というのも、うなづける。
お菓子、菓子パン、清涼飲料がやめられないのも、
この“脳内麻薬”のせいかも。


私は、まだ「食育!」とか叫ぶほどの歳ではないし、
子供も産んでない、育ててない。
でも、たまたま仲良くなった人生の先輩が、
ガンで旦那さんを早くに亡くし、
残された我が子のためにもマクロビを実践していたり、
膠原病白血病を、薬なしの食事療法で克服した人たちだったり。
しかも、彼らの悟りはみんな楽観的で大らかで、
ちっとも押し付けがましく感じることなく、
受け入れやすかった。


自分自身は、乳製品大好きっ子だし、
精製された小麦粉もバンバン使う。
マクロビライフとは程遠い食生活を送るだろうけど、

「食事を通じて、自然のエネルギーを身体と心に送り込もうぜ」
的な考え方には共感するし、
無理なく、楽しくできるところから実践していきたいと思う。