自家製酵母(カボス) 元種
きのう完成した、カボス酵母液種2
(→仕込みはこちら)。
カボス独特の酸味と皮の苦味が残るが、
失敗かどうかは元種を少し起こしてみてから判断してみる。
使い方は、前回までの梨酵母などと同じ考え。
Ⅰ.液種をそのまま使ってパンを作る「ストレート法」
Ⅱ.液種に、粉や水をかけ継ぎした元種を使う「中種法」
Ⅰは、生地の発酵に時間がかかるが、酵母臭は出にくいのかも。
Ⅱ-①:1回培養元種(強力粉:液種=1:1)
今回は液種50g+はるゆたかブレンド50g+塩ひとつまみ
2倍になるまで発酵(23℃、うっかり6H2.5倍)。混ぜて冷蔵庫へ。
案の定ビリッとくる刺激、後味に苦味。
でも思えばホシノの元種もそんな味で、必ずしもパンがそのままの味になるわけじゃないし、と前向きすぎる考え。
なぜか香りはローズの化粧品のような。
②:翌日、2回培養元種(①:強力粉:水(or液種)=約2:1:1)
水でなく液種で継いでいくと香りがいいらしい。
今回はリフレッシュした液種35g+水35g+はるゆたかB.70g+塩を足す。
2倍になるまで発酵(26℃でうっかり4H3倍。)。混ぜて冷蔵庫へ。
まだローズ臭だが、苦味は薄れ、爽やかな味に変化。
対粉35〜40%でパンを作れそう。
冷蔵庫で1日1回混ぜながら保存。
③:次回以降、水と粉でかけ継いでいく。
②を使って減った分を足す感じで。
追記(10月20日)
華やかな香りが残るパンができたが、
かぼちゃパンやリッチな配合のパンには香りが強すぎて、逆に使いづらい。
いかにも酵母パン!というようなハードブレッドで良さが引き出せそう。
そのために、①から全粒粉でかけ継いでみる。
リフレッシュした酵母液を使用。
2回のかけ継ぎでかなり勢いが良く、
野菜室で保管してても、常温と同じくらいのスピードで2倍に。