自家製酵母(梅) 液種完成

motoarai2006-06-10


6月5日に仕込んだ梅酵母
5日目の昨晩、ツンと酸味のあるアルコール臭。
酵母A、B、梅を洗おうが洗うまいが、差はつかず。
口が広く、ホイルで覆ったBの方が若干発酵早い気もする。

まだ甘い香りも残ってたので、
これが一歩手前の段階と判断して、Bを漉さずにそのまま冷蔵庫へ。
あとは1日1回攪拌して、
甘さがなくなったらエサ(=糖分)を与えれば、
2週〜2ヶ月間は持つらしい。


そして6日目の今日、
Aのビンの方は、甘さもなくなり、辛口の白ワインのような味に。
ザルで漉して、220gの酵母エキス(液種)完成。



ここから先のやり方は十人十色なので、いくら調べてもキリがない。
まずは、覚えやすそうなところをピックアップして、
頭の中を整理。実践。

Ⅰ.液種をそのまま使ってパンを作る「ストレート法」
Ⅱ.液種に、粉や水をかけ継ぎした元種を使う「中種法」


Ⅰは、香りは生きるが、発酵力が弱いらしい。
Ⅱ-①:1回培養元種(液種100g+強力粉100g+塩ひとつまみ)
   2倍になるまで発酵(24℃で9Hかかった)。冷蔵庫へ。
   この元種でパンを作るなら、対粉100%使う?(=水種法と同じ?)
 
 ②:翌日、2回培養元種(①:強力粉:水(or液種)=2:1:1)
   水でなく液種で継いでいくと香りがいいらしい。
   2倍になるまで発酵(23℃で3.5H。早!)。冷蔵庫へ。 
   この元種なら、対粉40〜50%でパンを作る。
   冷蔵庫で1日1回混ぜながら保存。


  ③:翌日、3回培養元種(②:強力粉:水(or液種)=2:1:1)
2倍になるまで発酵(24℃で3H。早!)。冷蔵庫へ。

  
 …3回4回と続けると、発酵力は強まる。
   が、香りは弱まり、酸味が出やすくなる。
  

追記1

この元種に関しては、4回までかけ継ぎし、結果的に美味しくできた。
まだまだ継いでも酸味は気にならなかったと思う。

追記2

液種いつまでもつのか、実験として、記念として保存。
梅入りで冷蔵庫に放置。たま〜に、他のエキスを振るついでに振る。
2〜3ヶ月に一度、オレンジやブドウのかけらと水を加えて室温で発泡させた(これがリフレッシュ?)。
もはや、香りはネクターのよう。不快な臭いになるまで続けてみたい。
半年後、この液種で元種おこし成功。冬なので力は弱いが、美味しいパンが出来た。
8ヵ月後、まだまだ順調だが、冷蔵庫のスペースの関係で使い切ることにした。
 元種をおこしたら、久々のいい香り(2007年3月)。









(参考文献:「自家製酵母でパンを焼く」相田百合子著
 参考サイト:KOKO's OVEN )