毎日が小旅行

夫が自転車通勤を始めた。
まずカラダのために。それと環境のことを考えて。

住んでるとこもすでに、牛小屋や畑が広がるのどかな風景だが、
五日市線の終点を越え、さらに山奥へと進む片道10km。
国道を避けて山道に入るから、さらに起伏は激しくなる。
ママチャリの私はもちろん、マウンテンバイクの夫でさえも、押して歩かないと登れない坂も。

しかし、それでも、
朝露を含むひんやりとした空気や、
朝陽の下でキラキラ輝く川の水面、しぶきの音、
色とりどりの季節の草花、
ところどころにある製材所のヒノキの香り、
見たこともないような鳥や虫たち、を楽しめるのは、
何物にも変えがたい贅沢な時間だ。

　

生きているうちの最大の楽しみは、
おいしいものを、おいしく食べること。
そのためには、おいしいものが真っ当なかたちで育つのを阻むことには、できるだけ加担したくない。
動機は、いたってシンプルだ。

いまどきのライフスタイル事情。
コトバばっかり先走りしている気がしてならない。